さて、続きのシビアコンディションメンテナンス、今回はブレーキ系。予防的対策と、利きの弱いMT-25ブレーキの改善のため、前後パッド交換とブレーキフルード交換を行いました。
今回要したパッドはこれ!
フロントがsbsのSTREET EX↓
今回要したパッドはこれ!
フロントがsbsのSTREET EX↓
レーシングだから、ストリートだからと言って、利きに雲泥の差があるわけではないけど、私のライディングの傾向して、リアブレーキをがっつり使いたい人なので、このセットにしました。
そもそも、エンジンが250ccとしてはトルクこそ足りないが、パワーは十分あるYZFとMT25。しかしブレーキは結構プアなフロント片押し2ピストン、リア片押し1ピストンなので、本格的ならアップグレードが必須だよね。
私はストリートのみなので、プラスアルファと人間ABSができるようにとチョイス。
フロントのブレーキキャリパーを外すためには、星型(トルクス)ビットが必要なので用意しておく必要があります。
キャリパー掃除やチェーンメンテにはローラーがあると便利ですね。
ブレーキクリーナーは多量に必要です。
新品のパッドは事前に角を面取りしておきます。これをしておかないと、鳴きの原因や、当たりがつくまでジャタリングの原因になります。 その後古いパッドから外して清掃しておいた金属プレートやスプリング類を組み込んでいきます。ピンやプレート類の金属部分にはカッパーグリスを極薄に塗り込んでおきます。大量に塗るとブレーキダストを呼び込む元になってしまうので注意ですね。
こんな感じで、ボトルにワンウェイバルブとホースをつなぎ、ブリーダーバルブのキャップを外して、ニップルにホースをつなぎます。ブリーダーバルブを少し緩めて、ブレーキを踏み込む(フロントは握る)と古いブレーキフルードがボトルに流れ込みます。リザーバータンクが空になる前に新しいフルードを投入!ブレーキを利かせる、フルードの排出、フルードの継ぎ足しを繰り返し、排出されるフルードが極薄飴色になったらブリーダーバルブを閉め込みブレーキフルードとエア抜きの完了。
ブレーキ周りは命に係わる部分なので、基礎知識を得てから、自己責任で作業しましょうね。
排出されたブレーキフルードは、半透明のボトルを通して見てもドス黒い(;゚Д゚)少なくとも2年以内には交換が必須ですね。DOT性能を上げた場合、耐フェード性は上がるけど、水分を吸い込み劣化する速度も速くなるので注意が必要ですね。公道を走る分には標準で十分ですね。
ブレーキフルードを廃液するので、ついでに冷却水も交換しました。こちらも定期的に交換しないとクーラントが劣化してラジエターコアの詰まりを起こしたり、錆の発生を起こすので定期的な交換が必要ですね。 ピストンにはカーボンスラッジがたまって動きが渋くなるので、ブレーキピストンプライヤーを使ってピストンをぐるぐる回して全周クリーニングしていきます。錆が発生していたらワイヤーブラシややすりで完全に落としておかないと、動きが渋くなるのはもちろん、内部のOリングを傷めてしまいますので、丁寧にクリーニングします。
ちなみに、ブレーキキャリパーとピストンからブレーキフルードが漏れないように、内部にはOリングが入っています。このOリングを傷めないために、ブレーキフルードの相性も含め、CCIのMR20メタルラバースプレーでピストンの動きを滑らかにしていきます。 ワイヤーブラシ等を使って綺麗に磨き上げて、その他可動部にもMR20を吹き付けていきます。ピストンに輝きが戻り、動きもスムーズです。
あとは、ピストンコンプレッサーを使ってピストンを押し込み、分解の手順と逆(当然ですが)で組み上げます。
さて、これで作業終了!って話にはならず、もう一つ重要なブレーキフルードの交換とエア抜き。エア抜きにはワンウェイバルブがあると一人でも作業が簡単。四輪では2人いないと無理ですけど!こんな感じで、ボトルにワンウェイバルブとホースをつなぎ、ブリーダーバルブのキャップを外して、ニップルにホースをつなぎます。ブリーダーバルブを少し緩めて、ブレーキを踏み込む(フロントは握る)と古いブレーキフルードがボトルに流れ込みます。リザーバータンクが空になる前に新しいフルードを投入!ブレーキを利かせる、フルードの排出、フルードの継ぎ足しを繰り返し、排出されるフルードが極薄飴色になったらブリーダーバルブを閉め込みブレーキフルードとエア抜きの完了。
ブレーキ周りは命に係わる部分なので、基礎知識を得てから、自己責任で作業しましょうね。
排出されたブレーキフルードは、半透明のボトルを通して見てもドス黒い(;゚Д゚)少なくとも2年以内には交換が必須ですね。DOT性能を上げた場合、耐フェード性は上がるけど、水分を吸い込み劣化する速度も速くなるので注意が必要ですね。公道を走る分には標準で十分ですね。
各部組み上げ試走してブレーキの利き、水温の上昇と安定、漏れの有無を確認したら整備終了。気持ちいいくらいキレイになった(*´ω`*)しかし、アチキノお手てはカーボンスラッジで真っ黒(;´・ω・)嫌われる作業だよね。
そうそう、肝心なブレーキフィーリングですけど、自分の好みにピッタリ!より攻めやすくなりました←安全運転ね(; ・`д・´)しかし、副産物のブレーキダストは多くなる・・・これは仕方ない問題ですね。次回はブレーキディスクの減りもチェックですな!
今回はここまで!
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