MT-25メンテナンス(その3)

 さてさて、昨年行ったシビアコンディションメンテも3発目😀今回はフロントダンパーのメンテナンスを紹介します。走る、曲がる、止まるのどの動きにも重要なのがダンパー💪なのにメンテナンスが面倒😖なダンパー。でも後に出てくるフォークオイルの色を見て頂ければ「ヤバッ!」って思えてきますよ。

 早速、唐突にフロントタイヤ盗難(取り外しは省略)

 すごく省略しちゃったけど、フロントフォークを完全に外す前に、トップブリッジのトップフォークキャップを緩めておきます。これをやっておかないと、アウターとインナーチューブはぐるぐる回って目が回って作業が進みません😓下の写真の赤丸の部分ですね。
 この日は天候不良でツーリングが中止になったので、茶ぢぢい家のガレージ(玄関とも言う)で作業開始!
 先ほど緩めたトップキャップを外し、廃油ポイッに廃棄・・・なんじゃこのドス黒い液体は😨しかもシャビシャビやん!
 さらに内部のスプリングやカラー、ワッシャーもドーン😱やばいワッシャー類の向きがわからなくなった。とりあえず、パーツクリーナーで完全に脱脂、湿気が多くパーツクリーナーで冷やされ水分が付着するので、しっかり拭いて乾燥。
 んでもって、純正YAMAHAルブのフォークオイル#10を入れていきます。メーカーによってブレンド?が違うので番数が同じでも硬さが同じって訳ではありませんが、数字が大きくなるほどオイルの粘度が上がり、固めの仕上がりになります。硬けりゃいいかって言うと、ブレーキとの相性もあるので、特にこだわりがなければ純正が一番。
 で、フォークオイルを入れてみると・・・😳誰や赤ワイン入れたのは!ってぐらい赤い。100%化学合成なんだろね。
 とりあえず規定量(487cc)手前まで入れて、インナーチューブを上下可動させエア抜き、小さな泡ぶくがなくなるまでしばらくほっておきます。
 落ち着いたら、最終的に油面からインナーチューブの淵までの距離を計測121mmになるように調整します。調整が終了したら、スプリング、ワッシャー、カラーの順番にフォークオイルに肩まで浸かって頂きます。
 トップキャップを仮締めしてフォークメンテ完了。今回はOリングやオイルシールには劣化が見られなかったので交換しませんでした。
 フェンダーがハマってませんが、組付けて完了。最後に書くなって話ですが、フォークの突き出し量はメモしておきましょう。

 で、終了!ではなく、途中のフォークオイルのエア抜き中に、せっかく外したタイヤのホイルベアリングをチェック。
 こちらはフロント側、グリスはありますが、多少変色して硬化し始めている状態。
 こちらはリア側、グリスがドス黒く変色😰もしかして、タマタマが逝っちゃった・・・と思い焦りましたが、清掃してグリスを落とし、パーツクリーナーで脱脂、回してみても「ゴリゴリ」といった感触はない。どうやらベアリングオイルシールの劣化で汚れが侵入したようだ。早めにメンテしてよかった。

 クリーニング後がこの状態!見た目もそうだが、回した感触も、ガタツキも、もちろん滑りも問題ないので、再組付けしました。うまく使えば20,000km程度ではベアリングは逝きませんね。
 AZのCKG-002超極圧グリスを入れていきます。通常グリスは圧入ですが、極圧仕様なので空回ししてあげるとどんどん浸透していきます。
 気泡が無くなったら、ダストシールを装着してホイールを戻します。
 フォークオイルは10,000km位がいいみたいです。ベアリングも20,000km程度でって話を聞くけど、これは予防措置も考えて。茶ぢぢぃのMT-25はまだまだ大丈夫な状態でした。何より、グリスが硬化したり、無くなってベアリングが焼き付いた場合、まともに走れる状態ではないからね。

 てな感じで(その3)終了!

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