Custom Cub road#11 JA10カブタイヤ組み換え(その1)

 今回は、タイヤの幅広化を実行していきます。ちなみに下は茶ぢぢぃ号のJA10フロントホイールとタイヤ。
 ハメ替え作業は屋内でやっていこうと思っていたので、あらかじめアルカリ系洗剤で強力クリーニング済。ドラムブレーキは、ドラムやライニングにダストが溜まりまくっていますので、そのままでは室内にはとても持ち込めません。←家族に殺される
 もともと、仕入れ時にミシュラン製パイロットストリートが装着されていました。しかし、山の残りは少なく、コンパウンドが抜けて硬化、ひび割れが始まっていましたので、交換は予定していました。
 スーパーカブ110(JA10)純正タイヤ・ホイールサイズは
ホイールが
  F:1.40-17 R:1.60-17(インチ)
ちなみに、サイズの読み方は前の数字がホイールリム幅(インチ)後ろの数字がホイールの直径(インチ)となります。

で、タイヤは
  F:70/90-17 R:80/90-17(インチ)
ちなみに、サイズの読み方は、前の数字が、幅(mm)/メトリック(扁平率)-ホイールサイズ(インチ)となります。
 古いカブやカブPROは全てインチ表記になります。
 交換するタイヤとホイールについては別の機会に記述しますが、ノーマルタイヤではつまらないカスタムになってしまうので、できる限り限界値まで太くしていきます。
 予定では(←もう決定してますが)タイヤサイズを90/90-17、ホイールサイズは2.15-17にするつもりです。
 とりあえずカスタムの話は後にして、その1として、まずはタイヤとホイールをバラしていきます。

 まずは、エア抜き。バルブステムを押し込みエアーを抜いた後、バルブレンチを使ってバルブステムコアを抜いておきます。茶ぢぢぃの場合、スポークとホイールハブ以外は廃棄なので、外す必要も無いのですがね😂

 MT-25のタイヤ交換時には、ビードブレーカーを使用しましたが、カブなんぞ(失礼)チャリの延長線上なので、ビードブレーカーは必要ありません。
 足と手に体重を乗せれば、簡単にビードを落とすことが可能です。
 ビードが落ちたら、タイヤをリムから外していきます。ここはMT-25の時と同じですね。隙間にリムガードをひっかけていきます。
 MT-25の時に、しっかりとした説明ができませんでしたので、タイヤレバーの有効な使用方法ですが、上の写真の通り、レバーを互い違いに持って、写真右側のレバーでタイヤのサイドウォールをリムの縁を支点にして奥に押し込む、そこにできた隙間に左のレバーを滑り込ませて、タイヤのビード下からすくい上げる感じです。この作業はキャストホイールだろうがスポークホイールだろうが同じです。
 途中からは、タイヤレバーを使用しなくても力技でリムから外すことが可能です。パンク修理では、ここまでの作業ができないとチューブにパッチを当てられませんので、チューブタイヤオーナー様はご存じの方も多いかもしれません。
 で、できた隙間から内臓(チューブ)をえぐり出します😨キモ
パンク修理なら、ここでエア入れて、水を入れたバケツにチューブを浸けて穴の開いた場所を探していくわけですね。今回は全く関係ありませんが😝
 さて、続いて奥側のリムも外しにかかります。写真では説明し難い(写真撮って無い)ですが、奥側のリムにリムガードを装着して、タイヤレバーをかけていきます。
 で、画像ではあっという間に丸裸にされてしまう訳です😝
 ホイールリムには、チューブをスポークニップルとの干渉から守るためのリムバンドがありますので、これも外してしまいます。
 リムバンドを外すと上の写真のようにニップルが互い違いに並んでいることがわかります。バルブを通す穴を始点にして右側が先か左側が先かで、スポークホイールの向きが違ってしまいます。スポークを外す前に、ホイールハブの向き(ブレーキドラムの位置)を忘れないようにしておきます。
 また、スポークはホイールハブに対して、IN側(内側)からリムに向かうスポークとOUT側(外側)からリムに向かうスポークの2種類があります。
 この後、ニップルを外してスポークとリムを分離しなければならないのですが、バラバラになると厄介なのでインシュロックでクロス部分を結束していきます。
 全体的に見てみると、上の写真の通りです。ホイールハブのブレーキドラム側から出るスポークはIN側(赤)とOUT側(青)がありますが、リム側では緑の部分でニップルと連結しています。
 ちと、ややこしいですね😓要するにシロウトは完全にバラさない方が得策と言う事ですね。
 もう一つ、スポークバラシ作業の前に、スポークのスタートとゴール地点、バルブの穴を挟んだ2本のスポークにマーキングをしておきます。このマーキングと左右を間違えなければ、新しい太リムに交換しても、スポークは決まった位置にしか入りません。
 と、言うことで今回の作業は以下のYouTubeからどうぞ。
 その2では、太リムのハメ替え、ホイールの振れ取り調整、タイヤ装着をしたいと思います。

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